あと一か月しかないです
皆様、山田です。お元気でしょうか?私は元気です。
世間ではコロナウイルスがかなり問題となっており、日本でも続々と感染者が見つかっていますね。こうゆう時こそ落ち着いて、俯瞰的に物事を見ていくことが大切です。
さて、タイトルにもある通り、私に残された期間はあと1か月を切っております。
今の時点で、えーーーっと、帰国まであと24日ですね。
………ん?24日…??????
もうそんなけしかないの!?!?!?ヤバ!!!!!!
えっ、早くない?早いですよね?えっ?自分でもびっくりしてますよ、こんなに時間って早く過ぎるものなんですか?????いつも親友が「Time is running」と言っていますが、これほどとは思いませんでした…。
まだまだやりたいこと、やらなければならないことはたくさんあります。でも、時間は限られていますから、これからをいかに効率的に過ごすかが大事ですね。
もちろん、今思い浮かぶ後悔もたくさんあります。「あのときもっとアクティブになれたんじゃないか」「あのときこうしておけばもっといいものになったんじゃないか」
考えれば考えるほど泣きたくなりますね。こうゆうときは泣いてみればすっきりできますが、年を取ればとるほど泣くことが難しくなっていきますね。なんででしょうか。
私の場合は見栄っ張りなので、人にあまり弱みを見せたくないというのもありますが、やはり泣きたいのに泣けない場所にいる、というのが大きいのかもしれません。
とか言ってる私は耐えきれず先日オフィスで号泣しました。
そんなことはさておき、この1か月の振り返りをしていこうと思います。
ニューイヤーなことも相まって、さまざまなことがあった1か月でしたね。心身ともに大きく成長できたのではないかと思います。
そういうのも、この国で国連ボランティアとして働く自分の立ち位置がようやくつかめてきたのではないかと、4か月目にしてそう思っているのです。
最初のころは、何をしたらいいのかもわからず、仕事を任されても「え?どうやってやるの?これ?形式は?」といった感じで、説明のないまま投げられる仕事に戸惑って、ミスをしてから指摘される、そんな自分が情けなくて仕方ありませんでした。
今考えてみれば、質問攻めにしても大丈夫な状況ではあったのですが、「そんなこともわからないのか」と思われるのが嫌で、すべて自力で何とかしよう、そして認めてもらおうという気持ちが強かったんです。これぞ見栄っ張りのダメなところですね。やったことがないものでも「やれます」と言ってしまうこの馬鹿を早く直さなければなりません。
そもそも、学部生でなんの実用的な知識も経験も持たない私が、ここにいられることが奇跡なんです。どこかでそれはわかっていたはずなのですが、大した仕事ももらえず、いつもインターンの子の金魚の糞な私を認めるのが嫌でした。
でも、上司や同僚はそんな私でもできるような、そして私のためになるような仕事を探して何とかこの五か月を充実したものにしてあげられるよう、いつも気を配ってくれていました。
そしてやっとそれに気づいたのはここ数日。実はUNVについての説明会のようなものを開こうと計画しており、それがとうとう明日に迫っています。主催者として、UNの組織の名に恥じないように、しっかり準備を進めなければなりませんでした。
プランシートの作成、学生の招待、上司へスピーチのお願い、場所の確保、プレゼンの作成などなど、まだやることはたくさんありました。それに、周りの上司や同僚も、主催者である私の好きなようにやらせてくれていたのです。でも、まだ4か月しか滞在していない学生がこの国の、そしてUNのやり方を完璧にこなすには全然知識も経験も足りませんでした。
問題が起こったのはイベント3日前。学生の招待なんてどうやってやればいいのかわからない私は、大学とコネクションのある同僚に招待してもらえるよう頼んでいました。度々連絡は取っていたのですが、彼女の中にあるやり方と、私の中にあるやり方に相違があったようで、一見してスムーズにやり取りでできていたはずが、ディスコミュニケーションが起こってしまいました。
彼女は私が大学への連絡先を知っていると勘違いしていたらしく、私もてっきり彼女が大学側に連絡して生徒を集めてくれていると思っていたのです。そんなこんなで、「生徒の招待はどうなったの?」と会った際に軽く聞いてみると彼女は驚いた顔で「えっ?あなた連絡してるんだよね?」と言われ、お互いにポカーン。
「あなた、連絡先知ってるって言ってたよね!?」と少し焦り気味な彼女に、私はかなりパニックに陥ってしまって「えっ?あー…うーん…?」と、状況がなにも飲み込めないまま、答えられませんでした。もちろん、頭はフル回転していました。
(え?!彼女が連絡してくれてるんじゃなかったの?!てか私、連絡先知ってるとか言ったか?!どのタイミングで?!てかこれあと3日なのにヤバいんじゃない?!誰も集められてないってことだよね!?どうするの?!私連絡先知らないし、でも彼女にもう一回頼むのももう怒らせちゃったかもだし、何がどうなって、どうやって集めればいいんだ!?)って感じで、頭はぐるぐるだし、彼女は「なんか言えよ」って感じで私を見てくるしで、もうこれこそ修羅場。結局他の人とあわただしく何かを話して、電話を掛けながらどこかに行ってしまいました。アゼルバイジャン語のわからない私は彼女が何を話して、誰と電話しているのかなんて知る由もありません。
結局、別の同僚が手伝ってくれて、今何とか生徒をかき集めている途中です。
その日から、周りの同僚や上司が私に逐一確認してくるようになりました。
「イベントの準備はどう?」「プレゼンとか作ってるの?」「上司への確認は取った?」など、今までとは全く違った待遇です。ある意味信用してくれていたから放っておいていたのかもしれませんが、この件以降「こいつぁあぶねえぞ」と思ったらしく監視される日々です。企画したからには全部一人でやらなきゃ…と抱え込んでいた私にこんなにも協力してくれる人がいるのだと思うと少し気が楽になりました。この四か月で一番チームワークを実感しています。現在進行形。皆忙しい合間を縫って、1人の大学生がやろうとしていることをサポートしてくれているのです。
いつまでたっても、どこにいても、私は学生、彼らは国連職員、と思い知らされるんです。でも、これが私がここに来た意味でもあるんじゃないかと思います。考えてみれば、大したことはしてないけれど、貢献も何も迷惑ばかりかけているけれど、私の成りたい姿の大人が周りにたくさんいて、それを毎日見られている。こんなに恵まれた環境をつかみ取っている私は、落ち込んだり自分を卑下する時間なんてなくて、一つでも多くのことを吸収して帰らなければならないのです。そして、また彼らと対等に、世界を相手に仕事ができるような自分になれるよう努力し続けなければならないのです。
1年に15人前後しかつかめないこのチャンスを最大限生かせなければ、送り出してくれた先生や友達、私を現地で支えてくれている上司や同僚に面目がたちません。
だったら後の1か月、全力で挑んでやろうじゃないかと燃えてくるんですよね~~~
なにか少しでも、彼らに恩返しができるよう頑張っていきたいと思います。
次の更新は帰国直前か、それとも帰国直後になると思います。なんだか寂しいなあ。
最後まで駆け抜けます!!!
3か月経ったねぇ
皆さんお久しぶりです。
前回からまた1か月ほど経ちましたので、近況報告という名の独り言をぼちぼち書き綴っていこうかと思います。
この1か月も身体面、精神面共に健康的な1か月でした。だいぶ業務や仕事の進め方、スタイルなども慣れてきて、思うことは様々あれど、いい経験をさせてもらっているなあと感じますね。
まあ今回はその様々なことをお話ししようと思って記事を書いてるんですよね、ワハハ
うーーーん。何からいえばいいのやら。大きく分けてお話ししたいことは二つだけなんですけどね。
まず1つ目は私の親友のこと。
おそらく私に近しい日本の友人たちは知ってらっしゃる方も多いとは思いますが、私にはアゼルバイジャンでできた面倒見の良い親友がいます。彼女は私の派遣されている部署のインターン。一つ年上の綺麗なアゼルバイジャン人の女の子です。
彼女は私がここにきてすぐのころからずっと私に寄り添ってくれて、業務のこともプライベートのことも、なーーーんでも教えてくれた私の救世主でもあります。ここに来たばかりで何も分からず不安を抱えていた私をずっと面倒見てくれて、プライベートでも積極的に連れ出してくれて…数えきれないほど彼女は私にたくさんのことを教えてくれました。彼女がいなければこんなに充実したアゼルバイジャンライフを送ることはできなかったと断言できます。
彼女だけでなく、彼女の家族もすごく優しくて、年末年始には彼女の実家に一緒に帰省させていただくことになっています。私を見た彼女の母は
「んまあ!!!異国の地で一人暮らしなんて怖いわよね!私はあなたのこと大好きだから、いつでも頼ってね。もしお母さんが恋しくなったら私がこの国であなたのお母さんだから、いつでも来ていいのよ。あなたは私たちの家族よ!」
って言ってくれました。正直涙が出そうでしたね!
ホームシックにはならない人間なのですが、家族だといってもらえるとすごく安心しますし、何より嬉しいです。
と、ここまでが彼女の紹介です。私の中でどれだけ彼女が大切な人であるか理解していただけたかと思います。ここからが本題です。
実は彼女は体が弱く、そして何かと悪いことに巻き込まれがち。先日も1週間ほど仕事を休んで家で毎日点滴を打ちながら療養生活を送っていました。これがただの体調不良ではなく、ストレスによって引き起こされたものだったんです。
まず、最近彼女の家の周りに不審者が待ち伏せるようになりました。正体は重い精神病を患った隣人。
最初、彼女の帰り道に立っているその男が「いつかお前にひどいことをしてやるからな」と帰宅途中の彼女へボソボソとつぶやいたそう。恐怖を感じた彼女は速足で帰宅しました。
その次の日もその男は同じ場所に立って彼女を待ち伏せていました。彼女は無視して通り過ぎました。
その次の日、私は危険だから警察に行った方がいいと彼女に提案しました。でも隣人だからという理由で家族も彼女も通報を渋っていたようです。その日の夜その男は彼女を待ち伏せて、挙句の果てに追いかけてきました。「来ないで!」と彼女が言うと走って追いかけてきました。彼女はその日泣き叫びながら全力で家に入り、家族と隣人に抗議する決意をしました。
次の日、隣人に「あなたの息子が危害を加えようとした、これ以上野放しにするつもりなら警察に通報する」というと、なんと隣人は「彼は根はいい人なの。だからそんなことするはずない」と一蹴。何とか説得し、それからその男は待ち伏せしなくなりました。
以上が彼女のストレスのほんの一部です。ほかにもあります。詳しく書いていくときりがないので省略していきますが、
・姉二人が22歳の彼女に「早く結婚しろ」「なぜ結婚をしないのか」とせかし続ける
・義弟(姉の夫の弟)が彼氏と別れたばかりの彼女に「好きだ」と告白、傷心中の彼女はもちろん断ったが、3か月経った今でも二人っきりでの食事に誘ってきたり、二人で出かけようと言ってきたりする。姉二人はそんな二人をくっつけようとしてくる。
・良い友人だと思っていた男がセクハラしてくる(二人になると体の話や性行為の話しかしない)
など、本当にたくさんの事が積もりに積もって、重なりに重なって、彼女は体調を崩してしまいました。彼女はとてもやさしい性格で、面倒見もよく、賢い女性です。私と同じく将来は国連職員を目指していて、夢に向かって今は勉強と経験を積みたいと心からそう願っています。
でも、彼女の周りを見れば、どうでしょうか?
女は結婚するのが一番の幸せ、いい夫と結婚して養われながら子供に囲まれて暮らすのが良いと信じてやまない人
彼女を好きだけど、彼女は受け入れてくれないし連絡を返してくれないから彼女の家族を使って外堀を埋めようとしてくる人
彼女を性的な対象としてしか見てこないし、あたかもそれが当たり前で、性的にみられることが女にとっての幸せだと思っている人
彼らは誰を見ているんでしょうか。
一見彼女の幸せを願っているようにみえる人もいますが、彼女の幸せを定義するのはほかでもなく彼女自身です。彼女は自分の夢をかなえるまでは結婚も子供もいらないと言っています。誰かに養われて生きるのは嫌だと言っています。性的にみられるのは怖いし不快だと言っています。
自分の正義をただ彼女に押し付けたり、自分の欲をただ彼女にぶつけているだけです。そんな自己中心的な考えを押し付けてくる彼らに対しても、優しい彼女は一生懸命考えます。どうやったら不快な思いをさせずに断ることができるのか。関係が良好なまま終えられるのか。
その結果彼女は1週間仕事に来られなくなりました。
私はすごく腹が立ちました。でも、ここで誰に何を言ったところで彼女のやさしさに傷をつけてしまうので、何も言うことができませんでした。
今は元気に復帰している彼女も今月いっぱいでインターン期間が終わってしまいます。わたしはせめて彼女のこれからが彼女にとっての幸福なものでありますようにと願うことしかできません。彼女はしっかりしているから、きっと自分の夢を叶えるのだろうと確信しています。一緒に職場にいることはなくなるけれども、プライベートではまだまだ会いますから、少しでも多く彼女に恩返しをできるようにこれからも過ごしていきます。
二つ目は私の将来の事。
先ほども書いたとおり、私は国連職員という職業を通して国際社会に貢献したいと考えています。ですから、帰国すれば就活をするか、大学院に向けての準備を進めるかの二択を迫られます。というかもう大学院に行こうと思っているので今探している途中ですね。
帰国するまでに決められることは決めて、できることは全部して、帰国したらあとは行動するだけ!!という状態にしておきたいです。
せっかちなもんで、早め早めに何事もしておかないと気が済まないんですよね、困ったもんです。
まだまだ悩み中なのでこれからまた自分と向き合う時間が増えそうです。日本では毎日を生きるのに必死になってしまいますから、この状況は将来と向き合うのに最適ですね。神様とこの国に感謝。
来週からは長ーい休みに入りますので、楽しみつつ、安全面にも気を付けて過ごしていきたいと思います。
今日も穏やかだなあ
あれ?なんか更新早くない?
と思ったそこのあなた。いいところに気が付きましたね。そうです。早いです。
もちろん業務を終わらせたからというのも理由ですが、なにより何気ない日常を綴るのって好きなんですよね。
だって日本にいる人たちや私と一緒にいない人は私が何やってるかなんてわかんないし想像もつきませんよね。こうやって発信することで少しでも誰かにアゼルバイジャンの魅力とか、国連で働くってどんな感じなんだろうとか、伝わればいいなって思います。
そういえば昨日は突然上司に「明日大事なカンファレンスがあるから受付業務よろしく!」って言われたので一日受付嬢をしてました。
私自身アゼルバイジャン語が話せないので、ほとんどは同僚がやってくれていましたが、グローバルコンパクト関係のお偉い方々がやってきていて、ビジネスにはあまり詳しくない私でもちょっと緊張してしまいました。
国連は非営利組織ですが、政治や経済に関わる組織でもある限り、ビジネスの知識も必要ですし、もう少し勉強しようかなと尻たたきになったイベントでした!
今、着々と今期派遣のUN University Volunteerの子たちにインタビューを実施しているところです。なぜなら私の思い付きで雑誌を作っちゃおうということになったから。こんな思い付きに付き合ってくれる仲間がいて、私は本当に恵まれています。
それに、インタビューを通してなかなか共有する機会のなかった情報やみんなの秘めた思いなど、勉強になることがわんさか出てきます。皆の思い出作りに一役買えたらいいなと考えながら録音を文字におこしている今日この頃。
ところで、アゼルバイジャンってとっても朝日や夕焼けが綺麗な国なんです。
カスピ海から登ってくる朝日は一日をさわやかに始めさせてくれます。
アゼルバイジャン観光に来る際はぜひ朝日が綺麗に見えるお部屋を予約してくださいね!!
ここで話はガラッと変わりますが、先日アルバニアで大きな地震がありましたね。
実は今期派遣されている仲間の中にアルバニア派遣の方もいて、インタビューを行う予定だったのですが、延期になりました。震源からも近く、危ない状況であるのには間違いないですから、今は安全確保が第一ですよね。無事でよかった。
日本人は地震には慣れていますし、日本自体も地震対策が進んでいる国ですから彼もきっと適切な行動を起こせたと思いますが、アルバニアでは倒壊した建物やその下敷きになった人たちも多いと聞きました。
お亡くなりになった方々に心からご冥福をお祈りいたしますとともに、アルバニア国内の一刻も早い復興を願っております。
ではまた!
2か月たったぞーーーい
皆さんお久しぶりです。アゼルバイジャンで絶賛ボランティア中の山田です。
もう早いもので、この国に来てから2か月の月日が経ちました。残り3か月、もっともっとこの国を知りたい!まだまだやりたいことたくさんあるぞ!!!残り時間を有意義に過ごしていきたいですね。
前回の記事では精神不安定な山田をご覧いただきましたが、2か月も経つとちょっとしたことでは動じなくなってきました。
仕事がない時間はスキルアップのチャンス、オンラインコースや画像編集を行ってひたすら自分磨きです。
いかに限られた業務時間の中で最大限自分を伸ばせるのか、毎日タイムアタック!という感じです。
もちろん業務があればそれを優先しますよ!
そろそろ一年の締めくくり、師走に突入しますが、職場的にも国的にもそのような雰囲気はなく忙しくもないので精神的にも落ち着いています。
なんだかわかんないことに頭を悩ませているよりも自分が今この時何をするのかを重視しようと考えるようになりました。
家の近くで日本料理屋さんを見つけていってみたのですが、珍しく本当に日本人が経営していて、味もちゃんと日本!
日本人が来ることが少なく、私たちを見た途端に嬉しそうな顔で話しかけてくれました。海外に来ていいことと言えば、日本人であるというアイデンティティが思わぬつながりや出会いをくれるところですね。それゆえに犯罪に巻き込まれたり、金品を持ってると思われて狙われることもありますが、アゼルバイジャンは治安がとてもいい国なので怖がりな私でも過ごしやすいです。
そういえば、昨日まで4連休だったんですが、あいにくその4日間は雨が降り続いていたのであまり外出はできませんでした。残念。
その代わり、お部屋の掃除や、普段体力が追い付かなくてなかなかできていなかった趣味に没頭することができたので、何はともあれ充実した休日でした。
ゆったりと過ぎるこんな時間に甘えてしまいそうになりますが、体も心も十分に休めたことですし、もう一回エンジンかけなおして頑張っていこうと思います。
あと、日本にいる家族から荷物が届きました!
欲しかった調味料やお菓子がいっぱいで助かる…。箱からあふれんばかりの荷物を送ってくれた親に感謝…。
これで料理のバリエーションも広がって自炊がはかどります!
友達とお団子を作る約束もしていたので白玉粉も送ってもらいました。お正月にでも作って二人で食べようかと思いますムシャムシャ。
また近いうちに更新しようかな。
一か月過ぎた
あらあらあら
あっという間に一か月、どころかこちらにきて5週間くらい経ちました。
生活も安定してきて、精神的にも今は落ち着いてきたかなというところです。
さて、今回は久しぶりに更新したので、この一か月の中の葛藤みたいなものを書いていきたいと思います。
ご存知の通り私はこのアゼルバイジャンという国で5か月間、UNRCOでUNボランティアとして働いています。まあ、UNボランティアは正規で働いている人たちに比べれば下っ端、なので日々のお仕事をもらうのですら厳しい状況です。
私がいなくても回っていた職場に、私が来た。
それだけのことなんです。
だから、私がいなくてもこの職場は十分仕事が果たせているし、何か成し遂げたいという気持ちで来るのが間違っているのではないかと私自身気持ちの整理がついていませんでした。
そして10月24日、その日はUNRCOが一年のうちで最も力を入れていると言ってもいいUN Dayがあったんです。その週はそれはもう職場全体が忙しくて、他のイベントも何かと多かった週ということもあり、猫の手も借りたいとはまさにこのことだったのでしょう。もちろん私の元にも雑用とはいえいつもより多い量のお仕事が回ってくるようになりました。
でも、なんだかうまくいきません。
ただネームタグを作ってほしいと頼まれただけなのに3回も作り直す羽目になったり、
ただインスタにコピペした内容を投稿してほしいと頼まれただけなのに写真のサイズを間違って結局他の同僚の手を煩わせてしまったり、
イベント用配布プリントの修正を頼まれて作ったプリントが不評だったり。
肝心のUN Dayでもただひたすらインターンの子について回って、配布物の補充をして、撤収のお手伝いをして…それで?
それって誰にでもできる仕事。きっと私じゃなくても業者さんがやってくれる。というか業者さんの方が働いてる…。
私って何のためにここまで来たの?
ていうか誰にでもできる仕事を任されて当たり前にできない私は何なの?
UN Dayが終わって、大したこともしてないのに疲れて帰ってきて、まだそこまではポジティブを保てていました。
「私はここに働くと同時に勉強しにも来てるんだから大きなイベントに関わらせてもらっただけでよかったじゃん!」
「エリカは○○しておいてねって指示ももらえてある意味頼ってもらえてるじゃん!」
「朝から晩までノンストップで働いてたんだし疲れて当然!しっかり休もう!」
そうやって自分に言い聞かせているうちに上司からグループにメッセージが送られてきました。
「今日は皆お疲れさま!あなたたちがいなければ成り立たないイベントでした!」
「今日はゆっくり休んで、また来週にでも成功を祝おう!」
「あと、インスタに投稿もよろしくね!」
あ、仕事だ。しかも私がやれるやつ。
みんな疲れているだろうし、私しか既読つけてないし、よっしゃやろう!と思い、私がやりますと返事しました。
そして写真とコピペした文を付けて投稿。やり切った感と一緒に上司に投稿完了の旨をグループ内で報告しました。
すると上司から
「うん、これはこれでいいんだけど、写真のサイズが間違ってる。」
と送られてきました。
あーーーーーーーーーーー…
またやったわ。誰にでもできる仕事を当たり前にできてない私。
すごく焦って、すぐに返信しました。
「ごめんなさい。消してやり直します。」
これでリベンジはできる。やり直しがきくからまだ大丈夫、と思っていました。
上司から送られてきたメッセージは
「ううん、私たちでやるからもう大丈夫よ。」
でした。
ああ、見限られたか。と一瞬で頭が冷えていきました。
と同時にすごく自分に腹が立って仕方なくて、絶望しました。
そのメッセージを皮切りに上司は他の同僚とアゼルバイジャン語でやり取りを始めました。あなたには期待していないし任せた私が間違ってたわと言われたような気がしました。勿論グループで話をしているので私がミスしたことも周知されています。同僚にもポンコツ日本人だと思われたような気がしました。
なんだか怒りとか悲しみとか悔しさとか孤独とか不安とかいろんなものがこみあげてきて、家で一人で号泣しました。
なんで私ってこんなにできない人間なんだ
私ってこんなにできない人間だったのか
私の存在意義ってなんだ
こんなの私がいない方が仕事がスムーズに進むんじゃないか
迷惑かけてばかりで何もできていないじゃないか
とずっと頭で自分のことを責め続けました。
とっさに申し訳なさが限界を超えて、上司に「仕事を増やしてしまってごめんなさい」とメッセージを送りました。
帰ってきた言葉はすごく優しくて、「ああエリカ、気にしなくていいのよ。全部問題ないの。またやり方を教えてあげるからね。」と言ってくれました。
でもその時の私はもうそんな言葉信用できるほど落ち着いていなかったので、ああきっと明日から仕事を任される量も減っていって、インターンの子のお荷物になって、結局何もできないまま情けない自分で日本へ帰るんだと自分を貶めることしか考えられませんでした。
その後、このままでは危ないと思ったのであらゆる周りの人に相談をしました。
ネパールで学んだ周りの人の大切さや頼ることの大切さがその時役に立ちました。
親友で、いつも私を助けてくれるインターンの同僚
他の国に派遣されている仲間
いつも私を応援してくれる先生
相談した人は皆言葉は違えど自分も同じ体験をした、皆最初はそうだし、そんなに落ち込まなくていいと励ましてくれました。
何より元国連職員だった先生がかけてくれた
「君がいなくても回った職場が、君がいることで少しでもよく回るようになるといいですね。」
という言葉が肩の荷を軽くしてくれた気がしました。
その週の大学に提出するレポートでも、私のいつもと違う精神状況に気が付いたのか、入学当初から面倒を見てくれている職員さんがわざわざ私宛にメールを書いてくれました。それも長い文章で丁寧に私の長所と励ましの言葉が書いてありました。
「山田さんが笑顔でお仕事しているだけでも周りの人も楽しくお仕事ができていると思いますよ」と言ってくれました。
前までの私であればこんなに励ましに甘えてしまっていいのだろうかと悩んだところでしょう。しかし、ネパールで自分を応援してくれている人がどれだけ大切かを知りましたし、私を応援してくれている人がたくさんいることもわかっています。
その期待に応えることではなく、その人たちに向けて恩返しができるように自分なりにできることをするのが正解なんだと思えました。職員さんがかけてくれた
「できないことに目を向けるのではなく、できたことに目を向けましょう」
という言葉の通り、何ができなかったかではなく、今日は何ができた、新しいことを覚えたということを日々積み重ねていこうと決心できた一か月になりました。
私自身、かなりメンタルが弱い人なのですが、日本で、違う国で応援してくれる仲間や家族や先生や先輩や友達のおかげで今の自分が保てています。
ネパールの時は帰国する直前で気づいたことでしたが、今回はそれが一か月で役に立ったと思うと少しは成長できたかなと思います。
長々と語っちゃいましたが、一か月経過して山田はこんな風なことを考えていました。
これからも無理のない程度に私らしく頑張っていきます。
二週間たった
こんにちは!
久しぶりの更新です。最近は業務や職場の雰囲気にも慣れてきたため油断しがちですが、こんなときこそ気を引き締めないとおなかを下したり事故に遭ったり、いいことがありません。
さて、こちらに来て二週間以上経ちました。相変わらずアゼルバイジャンの町並みは美しくて見飽きることがありません。休日も一人だと億劫で引きこもりがちになってしまう私ですが、近くにオペラハウスや劇場など、優雅な休日を過ごせる施設は充実しているので、時間を有意義に使っていきたいですね。
そういえばこの間、スーパーマーケットで日用品をまとめ買いしました。
これだけ買って日本円で3000円くらいなので安かったですね。アゼルバイジャンは物価が安くて学生の身としてはありがたいことばかりです。
いっぱい買いすぎて一人で歩いて帰るには無茶な量だったためタクシーを利用。
タクシーの中から夜のフレイムタワーを初めて生で見ました!圧巻!次はもっといい場所から眺めたいところですね。
アゼルバイジャンにはまだまだたくさんいいところ、いい景色があるので随時更新して報告しますね!
アゼルバイジャン語も話せるようになりたいな。
今日の晩ご飯
こんばんは〜
日本と5時間差なので今アゼルバイジャンは夕方6時半です!
業務から帰ってきて、お風呂も入ってひと段落したので晩ご飯を作りました〜。
たかが晩ご飯なんですが、私にとってはただ食べられるだけで至福です。
渡航前に食中毒になって、1日1食も食べられない状況がつづいてやっと最近三食食べられるようになってきました。
ネパールの時はご飯が合わなくて何も食べられないという日が続いたこともあり、自炊できる状況がありがたいです。
さて、今日の晩ご飯は、昨晩作ったトマト煮を活用してミネストローネにしてみました!
スープに旨味を出すためにベーコンの代わりにサラミを入れて味に深みを出してみました。
ペンネを多めにして、水が少し飛んでトロトロになるまで煮ます。
味は濃い目が好きなので塩と砂糖、お醤油をちょっぴり入れてパンチを加えましたよ!
まあ、なかなかうまくできたんじゃないかな…
明日のランチもこれを持っていこうと思います!
アゼルバイジャンの主食はパンなので、相性抜群ですね!
ではまた!