アゼルバイジャンボランティア日誌

5ヶ月間アゼルバイジャンで活動していて思ったことを書きなぐります!!!!!!!!!

あと一か月しかないです

皆様、山田です。お元気でしょうか?私は元気です。

世間ではコロナウイルスがかなり問題となっており、日本でも続々と感染者が見つかっていますね。こうゆう時こそ落ち着いて、俯瞰的に物事を見ていくことが大切です。

 

さて、タイトルにもある通り、私に残された期間はあと1か月を切っております。

今の時点で、えーーーっと、帰国まであと24日ですね。

 

………ん?24日…??????

もうそんなけしかないの!?!?!?ヤバ!!!!!!

 

えっ、早くない?早いですよね?えっ?自分でもびっくりしてますよ、こんなに時間って早く過ぎるものなんですか?????いつも親友が「Time is running」と言っていますが、これほどとは思いませんでした…。

 

まだまだやりたいこと、やらなければならないことはたくさんあります。でも、時間は限られていますから、これからをいかに効率的に過ごすかが大事ですね。

もちろん、今思い浮かぶ後悔もたくさんあります。「あのときもっとアクティブになれたんじゃないか」「あのときこうしておけばもっといいものになったんじゃないか」

考えれば考えるほど泣きたくなりますね。こうゆうときは泣いてみればすっきりできますが、年を取ればとるほど泣くことが難しくなっていきますね。なんででしょうか。

 

私の場合は見栄っ張りなので、人にあまり弱みを見せたくないというのもありますが、やはり泣きたいのに泣けない場所にいる、というのが大きいのかもしれません。

とか言ってる私は耐えきれず先日オフィスで号泣しました。

 

そんなことはさておき、この1か月の振り返りをしていこうと思います。

ニューイヤーなことも相まって、さまざまなことがあった1か月でしたね。心身ともに大きく成長できたのではないかと思います。

そういうのも、この国で国連ボランティアとして働く自分の立ち位置がようやくつかめてきたのではないかと、4か月目にしてそう思っているのです。

最初のころは、何をしたらいいのかもわからず、仕事を任されても「え?どうやってやるの?これ?形式は?」といった感じで、説明のないまま投げられる仕事に戸惑って、ミスをしてから指摘される、そんな自分が情けなくて仕方ありませんでした。

今考えてみれば、質問攻めにしても大丈夫な状況ではあったのですが、「そんなこともわからないのか」と思われるのが嫌で、すべて自力で何とかしよう、そして認めてもらおうという気持ちが強かったんです。これぞ見栄っ張りのダメなところですね。やったことがないものでも「やれます」と言ってしまうこの馬鹿を早く直さなければなりません。

 

そもそも、学部生でなんの実用的な知識も経験も持たない私が、ここにいられることが奇跡なんです。どこかでそれはわかっていたはずなのですが、大した仕事ももらえず、いつもインターンの子の金魚の糞な私を認めるのが嫌でした。

でも、上司や同僚はそんな私でもできるような、そして私のためになるような仕事を探して何とかこの五か月を充実したものにしてあげられるよう、いつも気を配ってくれていました。

そしてやっとそれに気づいたのはここ数日。実はUNVについての説明会のようなものを開こうと計画しており、それがとうとう明日に迫っています。主催者として、UNの組織の名に恥じないように、しっかり準備を進めなければなりませんでした。

プランシートの作成、学生の招待、上司へスピーチのお願い、場所の確保、プレゼンの作成などなど、まだやることはたくさんありました。それに、周りの上司や同僚も、主催者である私の好きなようにやらせてくれていたのです。でも、まだ4か月しか滞在していない学生がこの国の、そしてUNのやり方を完璧にこなすには全然知識も経験も足りませんでした。

問題が起こったのはイベント3日前。学生の招待なんてどうやってやればいいのかわからない私は、大学とコネクションのある同僚に招待してもらえるよう頼んでいました。度々連絡は取っていたのですが、彼女の中にあるやり方と、私の中にあるやり方に相違があったようで、一見してスムーズにやり取りでできていたはずが、ディスコミュニケーションが起こってしまいました。

彼女は私が大学への連絡先を知っていると勘違いしていたらしく、私もてっきり彼女が大学側に連絡して生徒を集めてくれていると思っていたのです。そんなこんなで、「生徒の招待はどうなったの?」と会った際に軽く聞いてみると彼女は驚いた顔で「えっ?あなた連絡してるんだよね?」と言われ、お互いにポカーン。

「あなた、連絡先知ってるって言ってたよね!?」と少し焦り気味な彼女に、私はかなりパニックに陥ってしまって「えっ?あー…うーん…?」と、状況がなにも飲み込めないまま、答えられませんでした。もちろん、頭はフル回転していました。

(え?!彼女が連絡してくれてるんじゃなかったの?!てか私、連絡先知ってるとか言ったか?!どのタイミングで?!てかこれあと3日なのにヤバいんじゃない?!誰も集められてないってことだよね!?どうするの?!私連絡先知らないし、でも彼女にもう一回頼むのももう怒らせちゃったかもだし、何がどうなって、どうやって集めればいいんだ!?)って感じで、頭はぐるぐるだし、彼女は「なんか言えよ」って感じで私を見てくるしで、もうこれこそ修羅場。結局他の人とあわただしく何かを話して、電話を掛けながらどこかに行ってしまいました。アゼルバイジャン語のわからない私は彼女が何を話して、誰と電話しているのかなんて知る由もありません。

 

結局、別の同僚が手伝ってくれて、今何とか生徒をかき集めている途中です。

 

その日から、周りの同僚や上司が私に逐一確認してくるようになりました。

「イベントの準備はどう?」「プレゼンとか作ってるの?」「上司への確認は取った?」など、今までとは全く違った待遇です。ある意味信用してくれていたから放っておいていたのかもしれませんが、この件以降「こいつぁあぶねえぞ」と思ったらしく監視される日々です。企画したからには全部一人でやらなきゃ…と抱え込んでいた私にこんなにも協力してくれる人がいるのだと思うと少し気が楽になりました。この四か月で一番チームワークを実感しています。現在進行形。皆忙しい合間を縫って、1人の大学生がやろうとしていることをサポートしてくれているのです。

 

いつまでたっても、どこにいても、私は学生、彼らは国連職員、と思い知らされるんです。でも、これが私がここに来た意味でもあるんじゃないかと思います。考えてみれば、大したことはしてないけれど、貢献も何も迷惑ばかりかけているけれど、私の成りたい姿の大人が周りにたくさんいて、それを毎日見られている。こんなに恵まれた環境をつかみ取っている私は、落ち込んだり自分を卑下する時間なんてなくて、一つでも多くのことを吸収して帰らなければならないのです。そして、また彼らと対等に、世界を相手に仕事ができるような自分になれるよう努力し続けなければならないのです。

1年に15人前後しかつかめないこのチャンスを最大限生かせなければ、送り出してくれた先生や友達、私を現地で支えてくれている上司や同僚に面目がたちません。

だったら後の1か月、全力で挑んでやろうじゃないかと燃えてくるんですよね~~~

なにか少しでも、彼らに恩返しができるよう頑張っていきたいと思います。

 

次の更新は帰国直前か、それとも帰国直後になると思います。なんだか寂しいなあ。

最後まで駆け抜けます!!!

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